PCG、妙高高原のリゾート開発で地域連携を重視|ケン・チャンCEOが講演

ペイシャンス キャピタル グループ(PCG)のCEO、ケン・チャン氏は、妙高高原での開発計画を進めるにあたり、地域との継続的な対話を重視する姿勢を示しています。大規模な観光地を築くには、周辺地域の特性を理解し、地域社会からの理解と協力を得ることが欠かせないとの考えを述べました。
2026年10月3日、チャン氏は上越地域のロータリークラブ会員約170人を前に、PCGが新潟県で進める大規模リゾート開発について講演し、住民との対話を継続する重要性を説明しました。

写真提供:上越妙高タウン情報
チャン氏は、意味のあるコミュニケーションを築くには、一度の挨拶や紹介だけでは十分ではないと説明しました。地域ごとに固有の特徴があり、信頼関係を築くには、継続的な交流と相互理解が必要だとしています。
この発言からは、妙高杉ノ原スキー場で計画されているホテルや商業施設の整備にとどまらない構想がうかがえます。
チャン氏が描くのは、妙高を上越、高田など周辺地域と結び付いた、より広域的な観光エリアとして発展させることです。その実現には、地域内のさまざまな観光資源をつなぎ、地域社会の理解と協力を得ながら取り組みを進める必要があると述べました。

写真提供:上越妙高タウン情報
今回の講演は、高田東ロータリークラブが主催する都市間交流会で行われ、地域の経済界や市民活動のネットワークを代表する参加者に、こうした考えを直接伝える機会となりました。
参加者からの反応にも、地域の期待が表れました。継続的な対話を通じて妙高の発展を目指す姿勢を歓迎する声があったほか、人口減少に直面する地域に、新たな投資が機会をもたらすことへの期待も寄せられました。
2026年9月には、PCGが妙高でゴールデントレイル・ワールドシリーズの開催を実現させ、海外のトップ選手や一般ランナーを地域に呼び込みました。この大会には地元事業者も関わり、冬季のスキーシーズン以外にも観光需要を広げる取り組みの一環となりました。
地域との連携は、「妙高杉ノ原マウンテンリゾート開発地域活性化協議会」を通じても進められています。同協議会は、開発計画と地域団体、行政などの関係者をつなぐ枠組みです。
新潟県によると、協議会は2025年7月と2026年6月に開催され、いずれの会合でもPCGから進捗状況の報告があり、リゾート投資をより広域的な地域振興につなげるための取り組みが話し合われました。
チャン氏自身も、地域との関係構築に継続的に関わっています。9月30日にUX新潟のインタビューに応じた際には、工事の進捗を確認するとともに地域の人々と交流するため、月に2~3回、妙高を訪れていると語りました。
こうした活動は、ロータリークラブの会員に向けて説明したチャン氏の方針を具体的に示しています。リゾートを開発するだけでなく、その将来に関わる地域社会とのつながりを築いていくという考えです。
最初の高級ホテルは2028年度の開業を目指しています。PCGが長期的な構想を実現するうえでは、妙高杉ノ原で何を整備するかだけでなく、開発を周辺地域とどのようにつなぎ、広域的な観光振興に結び付けていくかも重要になります。
参考資料:
上越妙高タウン情報 — ケン・チャン氏のロータリークラブでの講演(2026年10月6日)
出典:
Patience Realty(2026年10月)



