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東急、渋谷大規模再開発を2035年までに完成へ

執筆者の写真: Tsubasa Yajima
Tsubasa Yajima
2025年6月4日
読了時間: 3分
東京を代表する大規模な都市再開発の一つが、最終段階に入っています。渋谷スクランブルスクエアの中央棟・西棟で建設が始まり、20年以上にわたって進められてきた渋谷駅周辺の再開発がさらに前進しています。

東急は2025年6月3日の記者説明会で、中央棟・西棟を2031年度に完成させる予定だと発表しました。ハチ公広場周辺の整備を含む渋谷駅周辺の再開発全体については、2034年度の完成を目指しています。
手前にハチ公前広場を配した、渋谷駅周辺再開発の完成予想CGパース(画像提供:渋谷駅周辺共同開発グループ)
手前にハチ公前広場を配した、渋谷駅周辺再開発の完成予想CGパース(画像提供:渋谷駅周辺共同開発グループ)

渋谷スクランブルスクエアは、東急、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京メトロの3社が共同で開発しています。2019年には東棟が開業しており、中央棟・西棟は第2期開発にあたります。


今回の再開発は、新たな建物の建設にとどまりません。2030年度までに、渋谷駅周辺の各エリアをつなぐ多層的な歩行者ネットワークをおおむね完成させる計画です。JR渋谷駅の改良に加え、最大幅20メートル超の東西自由通路の整備も進められます。

 

東急はこれらの整備について、鉄道や幹線道路、起伏のある地形によって分断されてきた渋谷の回遊性を高めるための取り組みの一環と説明しています。


また、渋谷では商業・業務エリアとしての基盤も拡大しています。東急が2025年5月に発表した投資家向け資料によると、渋谷区内の従業者数は過去10年間で33.3%増加しました。渋谷駅から2km圏内の人口も、2013年の153,397人から2021年には163,508人へ増加しています。


商業施設の需要も堅調です。CBREによると、2025年第1四半期の渋谷におけるハイストリートの小売物件の空室率は0%となり、平均賃料もコロナ禍前の水準を上回りました。


東急の計画は渋谷スクランブルスクエアにとどまりません。東急によると、2009年から2040年までの渋谷エリアにおける累計開発投資額は、公共事業を含めて2兆円を超える見通しで、そのうち約半分を東急関連のプロジェクトが占めるとしています。


渋谷ではこれまで、渋谷ヒカリエ、渋谷ストリーム、渋谷スクランブルスクエア、渋谷サクラステージ、渋谷アクシュなど、11の大規模再開発プロジェクトが進められてきました。


6月3日の説明会では、東急は渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクトと宮益坂地区の再開発についても説明しました。渋谷アッパー・ウエストは2029年度、渋谷スクランブルスクエア第2期と宮益坂地区の再開発はいずれも2031年度の完成が予定されています。


これらのプロジェクトが完成した後も、渋谷駅周辺や公共空間の整備は続き、渋谷駅周辺の再開発全体としては2034年度の完成を目指しています。


出典/Further Reading:

Patience Realty(2025年6月)

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