令和8年(2026年)公示地価、全国で5年連続上昇|白馬のリゾート需要と千歳の半導体投資が牽引
- Tsubasa Yajima

- 3月24日
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国土交通省は2026年3月17日、令和8年(2026年)の公示地価を発表しました。全国約2万6,000地点を対象に、2026年1月1日時点の土地価格を調査したものです。
全国平均では、全用途平均が前年比2.8%上昇し、5年連続のプラスとなりました。前年の2.7%から伸び率も拡大しています。
用途別では、住宅地が2.1%上昇、商業地は4.3%上昇となり、特に商業地は前年の3.9%から上昇率が加速しました。

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日本経済の緩やかな回復が続く中、地価全体は上昇基調を維持しています。地域差や用途差はあるものの、三大都市圏では上昇率が拡大し、地方圏でもプラス基調が継続しました。
住宅需要・観光・再開発が地価上昇を支える
東京圏・大阪圏の都心部では、マンション需要の強さが住宅地価格を押し上げました。リゾート地では別荘・リゾートマンション需要や移住需要が地価上昇を支えています。
商業地も、主要都市でのホテル・商業施設需要の強さを背景に上昇。オフィス市場では空室率低下と賃料上昇が進み、不動産投資利回りの改善につながっています。
さらに、インバウンド需要回復が進む観光地や、大規模再開発エリアでも高い上昇率が見られました。
三大都市圏で上昇率拡大
三大都市圏の全用途平均は4.6%上昇し、前年の4.3%から拡大しました。 住宅地は3.5%、商業地は7.8%上昇となり、いずれも5年連続のプラスです
東京圏は全用途平均5.7%上昇、住宅地4.5%上昇、商業地9.3%上昇となり、全国で最も高い伸びを記録しました。
大阪圏も、全用途3.8%、住宅地2.5%、商業地7.3%上昇となり、前年より伸び率が加速しています。
一方、名古屋圏は全用途2.3%、住宅地1.9%、商業地3.3%上昇となり、前年より伸び率は鈍化しました。
地方圏でも全用途平均は1.2%上昇し、5年連続のプラスとなりました。住宅地は0.9%、商業地は1.6%上昇しています。
札幌・仙台・広島・福岡の地方4市では伸び率がやや鈍化した一方、その他地方都市では住宅地・商業地とも堅調な動きが続きました。
都道府県別では、住宅地で32都道府県、商業地で37都道府県が上昇地点超となっています。
白馬村が住宅地上昇率全国トップ
全国で最も住宅地価格の上昇率が高かったのは長野県白馬村で、前年比33.0%上昇となりました。
海外投資家や国内セカンドホーム需要を背景に、別荘・リゾートマンション需要が継続しています。

2026年の地価公示で住宅地価格の上昇率が高かった長野県白馬村
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山岳地帯特有の開発可能地の少なさに加え、白馬がアジア有数のスキーリゾートとして国際的認知を高めていることが、住宅地需要を押し上げています。
千歳市では半導体投資で商業地急騰
商業地上昇率全国トップは北海道千歳市で、前年比44.1%上昇となりました。背景には、大規模半導体投資による地域経済の急変があります。

ラピダス千歳工場完成イメージ(画像提供:ラピダス)*ラピダス関連の記事はこちら
千歳市では政府からの支援を受けるラピダス(Rapidus)による次世代半導体工場建設が進んでおり、2ナノ半導体の量産を目指しています。
これに伴い、サプライヤー企業やエンジニアリング企業、物流関連企業の進出が加速しています。
また、新千歳空港を抱える交通利便性も強みとなっており、JR千歳駅周辺や空港アクセスエリアではホテル・オフィス・複合施設開発への関心が高まっています。
*ダイワハウスが手掛けるモンドミオシリーズについて詳細はこちら(English Only)
政府主導の半導体産業育成、サプライチェーン拡大、交通インフラ優位性が重なり、千歳市は全国有数の成長エリアとして注目を集めています。


