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中野サンプラザ再開発が白紙に|建設費高騰で計画見直し、暫定活用へ

  • 執筆者の写真: Tsubasa Yajima
    Tsubasa Yajima
  • 2025年8月29日
  • 読了時間: 2分

中野区は、建設費の高騰により大規模再開発計画が中止となったことを受け、中野サンプラザの今後の活用方法を再検討しています。2025年8月27日、区は新たな再開発計画の策定までの間、一部施設を暫定的に再開する可能性があると発表しました。 

再開発計画が白紙となった2016 年頃の中野サンプラザ(現在は閉鎖中)
2016 年頃の中野サンプラザ(現在は閉鎖中) 写真提供:Wikipediaより

区は、1階エントランスホールの一部再開の可否を検討しているほか、外壁を活用した広告展開、特にアニメ関連企業の活用も視野に入れています。また、南側広場についてはダンサーやミュージシャンによるパフォーマンススペースとしての活用も検討されています。これらはあくまで暫定措置であり、長期的な再開発計画が確定するまでの対応と位置付けられています。 


ツインタワー案は見送りに 

今回の方針は、「 NAKANOサンプラザシティ」として計画されていた大規模再開発の頓挫を受けたものです。当初は地上61階・高さ約250メートルの複合施設として、住宅、オフィス、ホテル、大ホールを一体的に整備する計画でした。 


しかし、野村不動産を中心とする開発事業者は2024年9月、建設費が9,000億円以上増加したことを理由に、当初予定していた2029年の完成スケジュールが大幅に遅延する見通しを示しました。 



コスト抑制策として、住宅戸数を増やしたツインタワー案も提示されましたが、区は2025年3月、この案を却下しました。市民利用施設を含む公共空間が大幅に縮小される点が懸念されたためです。その後、6月に開発協定は正式に解除され、計画は白紙に戻されました。 


住民意見と今後の方向性 

再開発は振り出しに戻る一方で、中野区は跡地の活用について住民意見の収集を開始しています。7月23日に開催された説明会には約20人が参加し、緑地や歩行者空間の整備、文化施設の充実を求める声のほか、既存のサンプラザ建物の保存を求める意見も挙がりました。 


今後、区は今秋以降、デベロッパーや不動産関係者との協議を開始し、市場ニーズや建設環境の検証を進める方針です。また、9月から12月にかけてオンラインアンケートを実施し、広く意見を募る予定です。新たな再開発方針は2026年3月以降に策定される見込みです。 


それまでの間、サンプラザの一部を暫定的に再開することで、象徴的な施設としての機能を維持しつつ、エリアの活性化を図る狙いがあります。 


出典: 

日経電子版(全文の閲覧には課金が必要です) 

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