エア・カナダとユナイテッド航空、2026年冬に北米から新千歳へ直行便|ニセコへのアクセス改善に期待

2026/27年冬季シーズン、北米本土から北海道へ、乗り継ぎなしで渡航できるようになります。これまでニセコを訪れる旅行者の多くは、東京で国内線に乗り継ぐ必要がありましたが、2026年12月からは北米と新千歳空港を結ぶ直行便が運航される予定です。

写真:エア・カナダ機(Steve Knight撮影 / 出典:Wikipedia)およびユナイテッド航空機(N509FZ撮影 / 出典:Wikipedia)
ユナイテッド航空とエア・カナダは、2026年12月にそれぞれサンフランシスコ-新千歳線、バンクーバー-新千歳線の季節運航を開始します。両路線の運航期間が重なる冬季には、北米本土と北海道を結ぶ直行便が週6往復設定されることになります。
北米と北海道を結ぶ2つの新路線
エア・カナダは2026年1月21日にバンクーバー-新千歳線を発表し、続いてユナイテッド航空が5月14日にサンフランシスコ-新千歳線の運航計画を発表しました。
両社ともボーイング787-9型機を使用し、週3往復を運航する予定です。いずれも季節運航で、2027年3月までの運航が計画されています。
運航スケジュールは以下のとおりです。
航空会社 | 路線 | 運航開始日 |
エア・カナダ(週3往復) | バンクーバー-新千歳 | 2026年12月17日 |
ユナイテッド航空(週3往復) | サンフランシスコ-新千歳 | 2026年12月11日 |
※運航開始日は北米発の出発日です。北海道への到着は翌日となります
ユナイテッド航空の機材は257席で、ビジネスクラスの「ポラリス」を48席備えます。エア・カナダも機材計画を更新し、初年度の冬季運航期間を通じてボーイング787-9型機を使用する予定です。
新路線の意義は、サンフランシスコとバンクーバーという2都市を結ぶことだけにとどまりません。ユナイテッド航空のサンフランシスコ・ハブ空港は、米国内の約80都市からの乗り継ぎに対応しています。また、バンクーバーはエア・カナダの国内線・国際線ネットワークを支える主要な拠点です。
これにより、北米の幅広い都市から北海道へ、北米側での乗り継ぎを含む1回の乗り継ぎでアクセスできるようになります。日本到着後に東京から国内線へ乗り継ぐ必要がなくなる点も、今回の路線開設による大きな変化です。
新路線がニセコへのアクセスにもたらすもの
ニセコユナイテッドによると、東京での乗り継ぎが不要になることで、出発地や旅程によっては、移動時間を約3~6時間短縮できる可能性があります。
この変化は、スキーやスノーボードなどの用具を持参する冬季の旅行者にとっても利点があります。空港間の乗り継ぎが減ることで、荷物の取り扱いが簡素化され、国際線から国内線への乗り継ぎに伴う手間や不便も軽減されることが期待できます。
新千歳空港は引き続きニセコへの主要な空の玄関口です。空港からニセコまでは、利用する交通手段や冬季の道路状況によって異なりますが、車でおおむね2~3時間かかります。
両社は、ニセコのスキーリゾートに国際的な旅行者が集まり、パウダースノーへの需要が高まる北海道の冬季観光シーズンに合わせて運航を計画しています。
今回の直行便は通年運航ではありませんが、北海道と北米本土の主要な航空拠点を、観光需要が特に高まる時期に定期便で結ぶものです。
北海道にとって、今回の動きの意義は、東京での乗り継ぎがなくなることだけではありません。北米本土との定期直行便が新たに設定されることで、米国やカナダのより広い地域から北海道へのアクセスが向上し、ニセコを含むリゾート地域への旅行需要にも影響を与える可能性があります。
出典:
Patience Realty(2026年6月)



