2025年第1四半期、日本全国のマンション賃料指数が上昇
- Tsubasa Yajima

- 6月24日
- 読了時間: 2分
2025年6月23日、不動産情報サービスのアットホームと三井住友トラスト基礎研究所は、2025年第1四半期(1月〜3月)の「マンション賃料指数レポート」を発表しました。
この指数は、アットホームが全国12地域で実際に成約した分譲マンションの賃貸契約データをもとに算出しています。
基準値は2009年第1四半期(指数=100)に設定されています。
変動の判定区分は以下の通りです:
「–5.00以下」=大幅下落 / 「–4.99〜–0.51」=下落 / 「–0.50〜+0.50」=横ばい
「+0.51〜+4.99」=上昇 / 「+5.00以上」=大幅上昇

グラフは記事下部のリンク先レポートのものをベースにPatience Realtyが編集
首都圏:全地域で賃料上昇
首都圏では、すべての対象地域で前期比の賃料上昇が見られました:
東京23区:126.36(+1.65)
東京多摩地域:116.20(+3.88)
横浜・川崎:120.56(+2.68)
千葉西部:123.34(+3.73)
埼玉南東部:118.46(+3.00)
地方都市:大阪は堅調、京都は下落に転じる
主要な地方都市における動きは以下の通りです:
札幌:126.77(+3.34)
仙台:125.95(+1.28)
名古屋:99.80(+1.99)
京都:121.90(–1.70)
大阪市:138.34(+2.42)
大阪広域(大阪市含む):122.06(+5.43)
福岡:125.15(+3.47)
特に、大阪広域エリアでは前期に続き2期連続で「大幅上昇」を記録した一方、京都は前期の上昇から一転し、下落に転じました。
東京23区:マンションタイプ別の賃料動向
東京23区を住戸タイプ別に見ると、すべてのタイプで上昇傾向が続いています:
シングルタイプ(18〜30㎡):123.91(+1.85)
コンパクトタイプ(30〜60㎡):128.70(+0.56)
ファミリータイプ(60〜100㎡):131.36(+1.16)
参考資料:
2025年第1四半期(1月〜3月)「分譲マンション賃料指数レポート」では、上記よりも詳細な地域別・タイプ別の賃料動向が掲載されています。



