築地市場跡地再開発、2026年から2040年代にかけて段階的開業へ
- Tsubasa Yajima

- 8月26日
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三井不動産を中心に、トヨタ不動産、読売新聞グループが参画する「築地まちづくり協議会」は、中央区築地市場跡地の再開発に関する基本計画を2025年8月22日に公表しました。
敷地面積は約19万㎡で、延床面積126万㎡、9棟の建物が計画されています。内容は多目的スタジアム、ライフサイエンス拠点、MICEやホテル、さらには水上交通拠点や劇場複合施設など多岐にわたります。
総事業費は9,000億円を見込み、2030年代前半から順次開業を予定しています。
築地市場跡地再開発プロジェクトの概要動画(再生速度0.5〜0.75倍推奨)
「ONE PARK × ONE TOWN」のコンセプト
プロジェクトのコンセプトは「ONE PARK × ONE TOWN」。広大な緑地や水辺空間と、文化・食・ビジネス機能を融合させるものです。
計画には、5万人収容の屋内施設、築地場外市場と連携するフードホール、イノベーション拠点、水上交通を拡充する施策が含まれており、東京を「水の都」として再生する狙いがあります。
歴史と未来をつなぐデザイン
設計は、かつての市場の「うちわ型」形状をモチーフにしつつ、陸・海・空のモビリティを統合します。地下鉄やバス、水上交通、空飛ぶクルマ、ヘリポートなど、多様なアクセス手段を備える予定です。
仮設施設は2026〜2027年に先行オープンし、2029年度までには水上交通・劇場ホールを開業予定。全体では2040年代にかけて段階的に完成していきます。



