虎ノ門ヒルズ、約7000億円の開発が「グラスロック」の開業で完結
- Tsubasa Yajima

- 4月9日
- 読了時間: 2分
森ビルは、2025年4月7日にメディアに公開され、4月9日から一般公開される新施設「グラスロック」の開業をもって、虎ノ門ヒルズの再開発を完了しました。
この開業は、約10年にわたる建設の末に実現した7000億円(46億ドル)の都市変革の集大成です。

グラスロックのエアリアル写真 / 森ビル提供
グラスロックは、地下3階、地上4階の中規模施設で、総面積は8800平方メートルです。地下鉄に直結しており、複合施設内の主要な建物である森タワーとステーションタワーを結び、地区全体の歩行者アクセスを改善します。

グラスロックのフロア断面図/森ビル提供
「これは、エリアの歩行性と統合性を高める重要な施設となるでしょう」と、森ビルの新都市開発部門の責任者である武田真司氏は述べています。
グラスロックの中心には、異業種間のコラボレーションを促進するために設計された2階建ての会員制スペースがあります。オープンラウンジ、バー、展示スペースなどの機能が含まれています。

グラスロックの外観/森ビル提供
会員制度は政府機関、企業、非営利団体を対象としています:
企業向け:月額33万円
個人向け:月額1万1千円
森ビルはイベント、専門家によるプログラム、ネットワーキングサポートを提供し、100社と1000人のユーザーを目指します。初期会員にはNECや大手食品メーカーが含まれます。

グラスロックと連結する虎ノ門ヒルズステーションタワー/森ビル提供
虎ノ門ヒルズは、六本木の文化的焦点や麻布台の高級住宅とは異なり、ビジネスを優先しています。「ヒルズ」シリーズで最大の30万平方メートルのオフィススペースを持ち、霞が関や赤坂、六本木の外国企業に近接しています。

虎ノ門エリアの俯瞰図/森ビル提供
複合施設はほぼ満室で、約3万人の労働者がいます。森ビルの全体の空室率は東京中心部の平均を下回っています。



