六本木五丁目西地区、7,000億円規模の再開発プロジェクト始動へ
- Tsubasa Yajima
- 2024年3月31日
- 読了時間: 2分
更新日:6月23日
2024年3月24日付の日本経済新聞によると、森ビルと住友不動産は、東京・六本木にて共同で総事業費7,000億円規模となる再開発計画を発表しました

内閣府の提案資料より引用(本記事末尾にPDFリンクあり)
このプロジェクトは、日本国内で最大級の都市再開発計画となる見通しであり、建設資材の価格高騰によって予算が大幅に膨らむ中での発表となりました。


六本木交差点の一角が大きく様変わりする様子を描いたアーティストイメージ(内閣府提案資料より)
森ビル社長・辻慎吾氏は日経新聞とのインタビューで、業界が直面するコスト上昇の厳しさについて語りました。
たとえば、2023年11月に東京・港区で開業した「麻布台ヒルズ」では、当初5,800億円だった予算が、資材価格の高騰により6,400億円まで増加したといいます。

森ビルの各プロジェクトとの位置関係を示す図(森ビル公式サイトより)
今回の「六本木五丁目西地区プロジェクト」は、約10.1ヘクタールを対象とした大規模開発であり、その規模は「六本木ヒルズ」(約11.6ヘクタール)にも匹敵します。
Advertisement
上記バナーは厳選された日本国内不動産を対象とする非居住者向け円建てローン広告の中国語版です
英語ページはこちらをクリックしてください (English Only)
プロジェクトの中心には、高さ327メートルの超高層ビルが建設される予定で、MICE施設*や高級住宅タワーも併設されます。
*会議(Meeting)、報奨・研修旅行(Incentive travel)、国際会議(Convention)、展示会・イベント(Exhibition/Event)といったビジネスイベントを行う施設のこと

完成後の外観イメージ(内閣府提案資料より)
工事は2025年度に着工予定で、2030年度の完成を目指しています。
出典:
日本経済新聞(購読には課金が必要です)