ブルーフロント芝浦に日本初進出となるフェアモント東京が入居
- Tsubasa Yajima
- 2024年6月4日
- 読了時間: 2分
2024年5月30日、野村不動産と東日本旅客鉄道(JR東日本)は、東京・港区で進行中の大規模共同開発プロジェクトの正式名称を「ブルーフロント芝浦」と発表しました。

©️デベロッパー提供
本プロジェクトは、国家戦略特区計画の一環として進められており、旧浜松町ビル跡地とJR東日本の東海道貨物線用地を含む、約47,000㎡の敷地に展開されます。

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この開発には2つの高層ビルが含まれ、南棟は43階建てで地下3階にオフィス、商業スペース、ホテル、駐車場を備え、2025年2月に完成予定です。北棟は45階建てで地下3階にオフィス、商業スペース、住宅ユニット、駐車場を備え、2030年に完成する予定です。

©️デベロッパーより提供された画像をもとにペイシャンス・リアルティにより作成
設計を手掛けるのは、世界的建築家・槇文彦氏で、両ビルの高さは約230メートル総延床面積は約55万㎡に及び、東京湾岸エリアにおいて新たなランドマークとなることが期待されています。

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野村不動産は東京で行われた記者会見で、プロジェクトの最新情報と南館の施設概要を発表しました。1階から3階には、レストランを中心に約40店舗の商業施設が入居します。4階には1,000平方メートルを超える宴会場が設けられます。7階から33階はオフィススペースとなり、28階には約4,950平方メートルのテナント企業専用スカイラウンジが設けられます。
このラウンジには、ブレインストーミング、個人ワーク、展示会、ワークショップ、フィットネス、リラクゼーションのためのスペースが設けられ、東京湾のパノラマビューを一望できるほか、カフェやバーなどのアメニティも備えています。
35階から42階には、日本初のフェアモントホテルがオープンし、客室数219室の「フェアモント東京」として開業します。

©️デベロッパーより提供された画像をもとにペイシャンス・リアルティにより作成
開業後には、野村不動産が建造するクルーズ船を活用し、芝浦と浅草、豊洲、大手町、日本橋、羽田を結ぶクルーズサービスが提供される予定です。

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また、サウスビルのオフィススペースは、その立地の良さと優れた設備が評価され、すでに約70%の賃貸契約が確保されています。
野村不動産グループの本社移転も決定しており、野村不動産の松尾大作社長は「戦略的なロケーションと充実した施設がテナント企業からの高い関心を集めている」と述べました。