東京・日本橋リバーウォーク計画、「VISTA」を情報発信拠点として始動
- Tsubasa Yajima

- 6月12日
- 読了時間: 2分
日本橋川沿いのエリアを、歩行者にやさしい緑あふれる国際的なウォーターフロント地区へと再生する、大規模な都市再開発プロジェクトが進行中です。 「日本橋リバーウォーク」と名付けられたこの取り組みは、5つの大規模再開発計画と首都高速道路の地下化を含むものです。

記事末尾に記載のプレスリリースより提供された、日本橋リバーウォークエリアの俯瞰CGレンダリング
このビジョンの中心にあるのが「VISTA」で、来訪者がインタラクティブな展示や模型、映像を通じてエリアの未来像を体験できるプレゼンテーションセンターです。この拠点は、首都高速道路株式会社、三井不動産、東京建物、東急不動産が共同で運営します。

プレスリリースより提供された、VISTA情報拠点内部の写真
日本橋リバーウォークは、日本橋川沿いにおよそ1.2キロメートル、幅約100メートルにわたって展開され、5つの主要再開発ゾーンとその周辺を含みます。これらの取り組みは、東京がかつて持っていた「水の都」としての歴史的アイデンティティの再生を目指しています。
本プロジェクトは、長年にわたる2つの都市課題に取り組んでいます:
日本橋川上空を通る老朽化した高速道路インフラの問題
川沿いの景観および文化的アイデンティティの回復の必要性

左:現状の日本橋上空の高速道路、右:完成後の地下高速道路(提供:プレスリリースより)
高速道路は2035年までに地下へ移設され、2040年までに高架構造が撤去される予定で、川の上に再び空が広がることになります。緑の広場や川沿いの遊歩道、屋外カフェなどが都市の中心に自然とにぎわいをもたらします。

左:現状の日本橋のストリートビュー、右:完成後の地下化ストリートビュー(提供:プレスリリースより)
東京駅の東側エリアは、オフィス、ホテル、サービスアパートメント、MICE(会議・展示)施設を備えた高機能な都市拠点へと生まれ変わります。
参考:
日本橋リバーウォーク開発プレスリリース



