高輪ゲートシティ開業へ|JR東日本が広域品川圏開発、大井町トラックスも始動
- Tsubasa Yajima

- 2025年10月9日
- 読了時間: 3分
東日本旅客鉄道(JR東日本)は2025年10月7日、「広域品川圏」と呼ぶエリアにおいて、共創型の都市開発を本格的に開始すると発表しました。

JR東日本が「広域品川圏」と名付けたエリア内にある大井町トラックスの完成外観CGレンダリング画像 / 本記事下部にリンクされているJR東日本のプレスリリースより
同社は浜松町駅から大井町駅にかけての東京南部エリアを「広域品川圏」と定義し、駅・街・人をつなぐ「共創型都市エリア戦略」を推進し、エリア全体の魅力と価値向上を目指します。
この戦略の中核となるのが、交通系ICカード「Suica」を生活プラットフォームへと進化させる取り組みです。Suicaを軸に、駅や街、利用者を結びつける都市基盤を構築する方針です。
2024年11月に放送された、品川広域再開発プロジェクトを特集した日本のニュース映像
計画では、環境配慮型の都市設計を進めるとともに、夜間経済(ナイトタイムエコノミー)の活性化や、エリア内に合計約5万平方メートルの公共広場空間を整備することなどが掲げられています。
2026年3月28日には、港区で国際交流拠点となる「TAKANAWA GATE CITY(高輪ゲートシティ)」がグランドオープン予定です。同時に、品川区では都市生活の共創拠点「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」が開業し、広域品川圏開発の本格的なスタートとなります。
JR東日本は2030年代半ばまでに、同エリアにおけるグループ保有建物の延床面積を約150万平方メートル規模に拡大し、年間営業収益1,000億円超を目指すとしています。
高輪エリアでは、賃貸住宅「TAKANAWA GATE CITY RESIDENCE」が計画されています。高輪ゲートウェイ駅から徒歩9分、都営浅草線・泉岳寺駅から徒歩6分の立地で、全847戸の大規模賃貸住宅となります。
建物は鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)で、地上44階・地下2階の制振構造を採用。住戸面積は43.12㎡〜587.60㎡、間取りは1LDK〜5LDKまで幅広く用意されます。
共用部は「風と帆」をテーマにデザインされ、都心の景色を望むテラスやワークスペース、シアタールームなどが設けられます。また、24時間対応の多言語コンシェルジュやドアマンを配置し、家具・家電付きのコンセプト住戸12戸も整備されます。
さらに、Suicaと連携したスマートホームサービスの導入も予定されています。
一方、大井町では賃貸タワー「OIMACHI TRACKS RESIDENCE」が開発されています。大井町駅から徒歩2分で、改札から傘を使わずアクセスできる導線が確保される計画です。
建物は鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造の混合構造で、地上26階・地下3階。住戸は174戸の賃貸住宅と20戸のSOHOで構成されます。専有面積は27.88㎡〜127.20㎡、間取りは1K〜3LDKです。
エントランスロビーには専用テラスを設けるほか、来客対応用のミーティングルームや14階に入居者専用ラウンジを配置するなど、高輪エリア同様に上質な居住サービスを提供する計画です。
両住宅とも2026年4月から入居開始予定です。
参考資料:
JR東日本によるプレスリリース



