住友林業と笹沢建設による軽井沢別荘プロジェクトの第一弾が完売
- Tsubasa Yajima

- 10月6日
- 読了時間: 3分
住友林業と同社の完全子会社である笹沢建設は、「フォレストガーデン軽井沢VILLA」全3区画が完売したと2025年9月30日に発表しました。

デベロッパー提供の外観写真
本プロジェクトは、長野県軽井沢町において初めて両社が共同開発した分譲型別荘地であり、住友林業が新たに展開する「ヴィラ分譲プロジェクト」の第1弾となります。この取り組みは、高級リゾート住宅需要の高まりに応えるものです。
新型コロナ禍を契機に広がったデュアルライフやワーケーションへの関心を背景に開発されました。
住友林業の長年にわたる注文別荘設計の実績と、笹沢建設の軽井沢地域における深い知見を融合させ、今後のリゾート住宅開発のモデルケースとして位置づけています。
立地は軽井沢町追分エリアに位置し、北陸新幹線軽井沢駅から車で約20分、しなの鉄道・信濃追分駅からは約8分です。
各区画は約680㎡から950㎡で、延床面積は約170㎡から210㎡となります。販売価格は1億7,000万円台でした。

デベロッパー提供のプロジェクト写真
建物は住友林業独自の「BF(ビッグフレーム)構法」を採用し、木質梁を主体とするラーメン構造により、開放感のある大空間や大きな開口部を実現しました。
設計は、現し梁や構造材を見せる工法、自社開発の「PRIME WOOD(プライムウッド)」フローリングなど、天然素材の温かみを生かしています。
また、高級リゾートにふさわしい設備として、サウナルームや森に面した広々としたウッドデッキを備えています。
土地取得と販売を笹沢建設が担当し、設計・施工は住友林業が手掛けました。両社は、笹沢建設の半世紀にわたる地域の経験と住友林業の先進技術を組み合わせ、快適性・職人技・環境配慮を融合した住まいを目指したとのことです。
用途地域は第一種住居地域で、建ぺい率60%・容積率200%に設定されています。今後は軽井沢にとどまらず、首都圏近郊の人気リゾート地にも「ヴィラ分譲プロジェクト」を展開する予定です。
なお、住友林業の「フォレストガーデン」ブランドは2005年に誕生し、これまでに約4,700戸の戸建て住宅を供給してきました。同社は東京都心での高級分譲プロジェクトにも注力しており、長期成長戦略ビジョン「Mission TREEING 2030」のもと、2030年までに年間900戸の戸建て供給を目指しています。
両社は持続可能性(SDGs)を共通の価値観としており、住友林業は森林経営から木材生産、住宅、バイオマスエネルギーまでを一貫させた「ウッドサイクル」モデルを推進しています。
木造建築による炭素固定や再生可能素材の活用を通じて、デザイン性と生活の質を維持しながら、日本有数のリゾート地におけるカーボンニュートラルの実現に貢献することも目指しています。
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