日本の住宅購入者は何を重視?|アットホーム調査で見えた中古マンション・戸建て最新ニーズ
- Tsubasa Yajima

- 2月18日
- 読了時間: 3分
不動産情報サービスを展開するアットホームは2026年2月17日、「不動産のプロに聞いた!『2025年 問合せが増えた条件・設備〜購入編〜』」の調査結果を発表しました。
本調査では、中古マンションおよび一戸建て購入検討者から特に問い合わせの多かった設備・条件が明らかとなり、日本の住宅購入ニーズの変化が浮き彫りとなっています。

Photo by Jakub Żerdzicki on Unsplash
調査は2026年1月14日〜21日にインターネットで実施され、全国のアットホーム加盟不動産会社を対象に実施されました。
有効回答数は、中古マンション部門が293社、一戸建て部門が444社。2025年1月〜12月の期間に住宅購入検討者を担当した営業担当者の回答を集計しています。
なお、以下の割合は複数回答形式のため、合計は100%を超えます。
中古マンション購入者が重視する設備・条件
中古マンション購入検討者から特に要望が多かった設備・条件は以下の通りです。
駐車場(近隣含む) 52.6%
オートロック 35.2%
エレベーター 32.8%
宅配ボックス 24.9%
追い焚き機能 19.5%
モニター付きインターホン 17.7%
システムキッチン 16.4%
防犯カメラ 16.0%
駐輪場 14.0%
高速インターネット環境(光回線等)13.0%
不動産会社からは、駐車場不足が成約時の障壁になるケースが多いとの声が挙がりました。
特にマンションでは、駐車場が空いていない、あるいは機械式駐車場が大型車に対応していないことを理由に、購入を断念するケースもあるといいます。
また、防犯意識の高まりを背景に、オートロックや防犯カメラへの関心も強まっています。
購入者の評価基準にも変化が見られ、築年数よりも室内状態を重視する傾向や、リフォーム履歴・修繕状況への関心が高まっていることも指摘されました。
さらに、夏場の暑さを理由に西向き・南西角住戸を避ける動きや、災害時のエレベーター停止リスクを意識して2〜5階程度の中低層階への需要が高まっていることも紹介されています。
一戸建て購入者が重視する設備・条件
一戸建て購入検討者から問い合わせが多かった設備・条件は以下の通りです。
駐車場(近隣含む) 52.9%
トイレ2カ所以上 21.4%
庭・専用庭 18.0%
システムキッチン 17.3%
温水洗浄便座 14.9%
複層ガラス 14.4%
追い焚き機能 14.4%
ウォークインクローゼット 12.6%
モニター付きインターホン 11.9%
オール電化 10.6%
戸建てでも駐車場ニーズは非常に強く、複数台所有世帯の多さから、駐車スペースを優先して予算を上げる購入者も多いとされています。
また、「トイレ2カ所以上」が上位に入った背景として、高齢者のいる家庭では階ごとのトイレ配置を重視する実用的なニーズがあると指摘されています。
庭や専用スペースへの需要も根強く、ガーデニングや屋外レジャー、ライフスタイルの自由度を求める傾向が反映されています。
一方で、ライフスタイルの変化も見られています。
近年は室内干しを好む世帯が増えたことで、以前ほど日当たりを最重要視しない購入者も増加しているとのことです。
市場環境については、注文住宅の建築費高騰を背景に、中古住宅を検討する購入者が増加している点も指摘されました。
さらに、一部の購入者は、管理費や修繕積立金が不要という理由から、中古マンションから新築戸建てへ検討を切り替えるケースも見られるとしています。
参考資料:
「不動産のプロに聞いた!2025年 問合せが増えた条件・設備〜購入編〜」



