建設廃材が航空燃料に|住友林業とレンゴーがバイオエタノール事業を始動
- Tsubasa Yajima

- 4月3日
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住友林業とレンゴーは2026年4月1日、建設由来の木質廃材を活用してバイオエタノールを製造する合弁会社「 RSウッドリファイナリー株式会社 (英語名 : RS Wood Refinery CO., LTD. )」を設立したと発表しました。
同社は、住宅の新築・改修・解体時に発生する木材廃棄物を原料としてバイオエタノールを製造・販売します。これらの原料は住友林業グループの全国の住宅事業から供給されます。
製造はレンゴーグループの製紙工場敷地内に新設されるプラントで行われ、レンゴーのバイオマス化学技術を活用して木質原料をバイオエタノールへ転換します。

レンゴグループの第2世代バイオエタノール試験プラント
(住友林業のプレスリリースより/本記事末尾にリンクあり)
生産されたバイオエタノールは石油販売会社へ供給され、最終的に航空燃料であるSAF(持続可能な航空燃料)の原料として利用されます。2028年までに年間約2万キロリットルの生産を目指しています。
本プロジェクトではバイオリファイナリー構想も進められており、製造過程で分離されるリグニンは、住宅用塗料や建材原料などバイオマス由来製品の開発に活用される予定です。
事業スキームとしては、住友林業が原料の安定供給と製品開発・販売に関与し、レンゴーがバイオエタノールの製造を担います。

住友林業とレンゴーによるバイオエタノール製造のJV会社「RSウッドリファイナリー株式会社」の事業スキームイメージ図
本取り組みは、日本国内でのSAF供給網の構築に向けた動きを反映したものです。従来の廃食油やトウモロコシ、サトウキビといった原料とは異なり、建設廃材由来の木質バイオマスは食料資源と競合せず、安定的な供給が可能な代替原料として注目されています。
また、本事業は住友林業の「Mission TREEING 2030」および木材資源の価値最大化を目指す「Wood Cycle(ウッドサイクル)」構想にも位置付けられており、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換を後押しするものです。



