プラザ合意から40年―ドル安政策は再び起こるのか
- Tsubasa Yajima

- 9月30日
- 読了時間: 2分
2025年9月22日で、米ドルを円を含む主要通貨に対して弱めたプラザ合意から40年を迎えました。
NHKワールドニュースでは、アメリカが再びドル安を目指す可能性が指摘されるなか、この合意がいまなお示す教訓について取り上げています。
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主なトピック
40年前、主要先進国間における歴史的な合意であるプラザ合意は、世界の通貨体制を大きく変え、日本を含む各国に深い影響を及ぼしました
この合意による急激な円高は、日本企業に海外展開などの抜本的な経営戦略の見直しを迫りました
そして現在、米国が通商摩擦の高まりを背景に再びドル安政策に舵を切るのではないかという観測が強まっています
野村総合研究所(NRI)の木内登英エコノミストは、関税や利下げといった政策手段の可能性、そして現代の金融市場特有の新たなリスクについて解説しています
中央銀行への政治的影響やドルへの信認低下が、世界貿易や金融市場を不安定化させる危険もあります
40年前のプラザ合意から得られる教訓は、今日の経済政策や国際協調のあり方を考えるうえで、依然として大きな意味を持っています
参考資料:
*1985年のプラザ合意とその影響についての概説
「非貨幣的要因と金融政策の適正化 — 米連邦準備制度の視点から」
スティーブン・I・ミラン(連邦準備制度理事会(FRB)理事)- 2025年9月22日発表
*米国中央銀行の視点から、非貨幣的要因が金融政策に及ぼす影響を分析した論文




