2025年2月7日、日本経済新聞は、ガウ・キャピタル・パートナーズがマイノリティ出資者であるシンガポールを拠点とするペイシャンスキャピタルグループ(PCG)と共に、東急プラザ銀座を10億ドル(約1,500億円)以上で取得すると報じました

東急プラザ銀座 ©️ 江戸村のとくぞう by Wikipedia.
ペイシャンスリアルティ株式会社はペイシャンスキャピタルグループ(PCG)と株式会社キャピタルブレインの誇りあるグループ会社です
香港を拠点とするガウ・キャピタル・パートナーズは、ペイシャンスキャピタルグループと共同で資産管理を強化し、2026年に施設をリブランドするとともに改装をスタートさせる計画です。
この改装により店舗スペースを拡充し、高級ブランドの誘致を目指します。 同社は、現在保有する三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社からこの物件を購入し、91%の持分を確保する一方、PCGは9%を保有します。
ペイシャンスキャピタルグループの公式ウェブサイトでの発表によると、同社の創業者兼CEOであるケン・チャンは次のように述べています。
「PCGは日本のデベロッパーとの長年の関係性を通じて、このような非公開市場の案件にアクセスする独自の機会を得ています。当社のリテール分野での経験や、ブランドと協力して理想的なテナント構成を構築してきた実績、さらに日本の小売セクターにおける強固な需要が、東急プラザ銀座を成功に導くための大きな支えとなるでしょう。この卓越した資産の潜在能力を引き出すため、ガウ・キャピタル・パートナーズと緊密に協力できることを楽しみにしています。」
銀座は特に、日本のインバウンド観光の急増を背景に、重要な小売拠点として認識されています。 2024年には東京の商業地価が9.7%上昇しましたが、外国人投資家は円安の影響で日本の不動産市場を依然として割安と見なしています。日本経済新聞によると、ニッセイ基礎研究所のデータでは、2024年における日本の海外不動産投資は前年比20%増の2.2兆円に達しました。
2016年に東急不動産が開業したこのショッピング施設は、パンデミックの影響で収益が減少し、2023年に一度売却されました。今回の取得後、ガウ・キャピタル・パートナーズは運営を引き継ぎ、店舗スペースを拡大し、テナントの再編を行うことで、来客数と賃料収入の向上を目指します。
外国資本による日本の不動産セクターへの投資はますます活発化しています。たとえば、ブラックストーンは東京ガーデンテラス紀尾井町を4,000億円で取得する予定で、PAGは今後3年間で約70億ドル(約9,000億円)の日本投資を計画しています。
出典:
日経新聞電子版 (購読には有料会員登録が必要です)
ガウ・キャピタル・パートナーズとペイシャンスキャピタルグループが東京・銀座を象徴する大型商業施設の買収を完了 (ペイシャンスキャピタルグループ公式Websiste)